初日は皇海山。登山口までの林道はゲートを過ぎると悪さを増し、落石を右に左によ
けながら進む。
ついにはどうにもならなくなり、ドライバーさんと二人車を降りて「石」というより
「岩」をどかす一幕も。
歩き出すと沢の水は少なく、全般に歩きやすい。
一週間前からの雨の予報に反し、雨具を着ることなく一日を終え、ほっとする。...
どこからか「どちらにしろ山頂からの展望はないのだから、涼しくてよかったわ」と
いうお声も聞こえてきたような。
温泉のあとには、お米やお味噌から手作りの心のこもった食事を頂きすっかり満たさ
れる。
二日目は武尊山。
スキー場の直登から始まる縦走コース。
雲間にきのう登った皇海山の趣のある山容が覗かれ、石楠花の薄いピンク色は生き生
きと美しく、晴天でなくとも心は弾む。
じっとしていると風を冷たく感じた山頂を踏んだ後は、鎖場やドロドロ、大きな水溜
りとなかなか厳しい。それでも皆様元気に武尊牧場に到着。
靴の汚れを落としてリフトでのんびりと駐車場へ。
立ち寄った温泉の混雑の波をうまくかわして、二日目も無事終了。
晴れ男晴れ女が集まって頂いたと思えた二日間でした。
どうもありがとうございました。
漆原良知・坂本